ぶどう畑の温泉
ぶどう畑を掘ったら温泉が出たのは石和温泉であった。
1961年4月のこと。
私は直ぐに駆けつけて入湯した。
このころは贔屓の飯山 旅館にもあまり行けない時期だった。
畑の中の凹地に湯がいっぱい溜まり50人は1度に浸れるように広い。
入浴者いっぱい、また周囲からこれを眺めている人いっぱい。
大鉄管からは大量の湯が奔出し適温の湯に満足したものだ。
これが後に今のように大歓楽温泉街になろうとは予測だにしなかった。
同じような現象で山口温泉が出現した。
竜王町篠原の地。
集落の中の山県神社前をぶどう畑の方に曲がったところ、茶色瓦屋根二階建てがそれだ。
主人山口氏はもともとぶどう園の経営者。
ぶどうをやめて温泉にしようと950メートル掘ったところ大量の湯が湧出、その量1分間686リットル、ドラム缶4本近く、温度41.6度。