ぶどうに飽きたから
主人は熱っぽく語る。
「ぶどうもそろそろ飽きたので温泉が欲しかったのです。
地図に近場の温泉地をプロットして考えて当地にも必ず温泉が出るはずだと。
果たせるかな出現、しかも大量で熱い。
ほんとうに嬉しかったのです」
1986年4月のことだ。
入湯料金500円ナリを支払って早速入湯。
飯山 旅館のように入浴のみができるのは嬉しい。
巨石で囲んだ広い浴槽には大量の湯が2か所から注ぐ。
炭酸ガスの気泡が大量に浮き上がる。
適温。
とっぷり浸る。
勿体ないくらい。
舐めると少々塩味。
重曹弱食塩炭酸泉。